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 路上 は、こどもからお年寄りまで、お金のある人にもない人にも、全ての人々に開かれた空間です。今路上で見るのは、忙しく通りすぎる人、ティッシュ配り、行き場を失った若者…。再開発できれいになった路上は、管理されたよそよそしい空間になり、昔ながらの路上は活気を失ってしまいました。人々が出会い、別れる。何かが生まれわかち合う。今の路上からは、こどもの声も、物売りの声も、笑い声も聞こえてきません。

 そんな路上で演劇してみたら…

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 演劇は今、私達の日常生活の中に、どれほどの位置を占めているのでしょか?劇場でお芝居を観る楽しみは、好きな役者やドラマを安全な観客席で観る楽しみ。さて路上演劇となると、心地よい観客席は用意されていません。ですが、思いがけない出会いと発見があります。

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 メキシコの路上演劇
 町中の公共空間(広場や公園)に人をひきつけるドラムや笛の音がします。仮面や高足、アクロバットやクラウン芸など、大道芸の要素が取り入れられていますが、 道往く人の足をとめて見せる内容は実に今日的、社会問題がテーマ。大道芸人がトンボを切りながら、面白おかしく見せるコントの内容はゴミ問題。男性至上主義をえぐる学生劇団。重厚な歴史劇(現代にひきつがれる問題を内包している)を見せるプロの劇団や、路上に暮らす子供自身が自分達の生活をスケッチして見せることも。
 この演劇は、祝祭性、芸術性とともに、社会教育的な側面をあわせもっているのです。そこに居あわせた観客は、単に演劇を楽しむだけでなく、自分にとっての異文化にふれ、自身の境界線を少し広げたり踏み越えたり引きなおすことになるかもしれません。